2015年5月25日月曜日

全角文字のユーザビリティ

あまりユーザビリティの話で聞かないのが「全角の日本語文字」についてです。

昔はよく、住所登録フォームなんかで、
「ハイフンを使うとエラーになる」とか「住所のハイフンが全角文字じゃないとエラーになる」とか。
ユーザービリティの非常に悪いものがありました。

今ではそういう理不尽なフォームは減ったものの、
積極的に「全角文字」に対応しよう、という話は、あまり聞こえてきません。

なんでなんでしょう?

たとえばphpでは、全角文字を簡単に半角文字にできる標準関数が用意されてます。
Javascriptや HTML属性で制御しても良いでしょう。

これはもっと、どしどし使って行って良いんじゃないでしょうか。特に全角数字に関しては。

効果なんて大したことじゃないかもしれませんが、費用(労力)がすごく低いので。
結果的にはコスパの高い、ユーザービリティ向上が出来るはずです。

サーバーサイドの仕組みを作るのとか、かなりの時間がかかりますが。
そこに時間をかけておいて、最後の「仕上げ」を気にしていないウェブサイトもまだ多いです。

ユーザーは誰も本来は、数字入力フォームでIMEを切り替えて「繊細な」入力をしたいとは思ってません。
ただ今のウェブのスタンダードがそうなっているせいで、それに合わせているだけです。

日本人を対象にしたウェブサイトなら「日本語全角数字」に対応しても良いんじゃないでしょうか。

ちなみに三井住友銀行のネットバンクは、全角で会員番号を入力しても受け付けてくれます。
グレート!


*これが行き過ぎて、漢数字 ( 零一二三四五六七八九十 ) でも入力できるように。。。なんて実装をしたこともありました